Bellecrest Boston Terriers
Top
News & Topics
About Me
スタンダード
ボストンテリアの起源と初期の歴史
Gallery
遺伝性疾患
遺伝性疾患
感音難聴(Deafness)
眼疾患(Eye Disease)
膝蓋骨脱臼(Patella Luxation/Luxating Patella)
てんかん発作
My Dogs
My Dogs
Yankee
Striker
子犬を迎える前に
Links
Contact Me
Home
子犬を迎える前に
良心的なブリーダーとは
良心的なブリーダーとは
「犬種の向上と健全性の保持」
を目的として繁殖している人のことです。
良心的なブリーダーは子犬の販売を目的に繁殖していません
良心的なブリーダーの多くは
「シリアスホビー・ブリーダー」
と呼ばれる人達で、
子犬の販売を目的に繁殖していません
。「シリアスホビー」と名の付く通り、犬が生活の糧ではありません。本業を別に持ち、ドッグショウもブリーディングも趣味の範疇で行っています。
これらのブリーダーは心身ともに健全で、出来うる限りスタンダード(犬種標準)に近い個体を作出し、次の世代に繋げていくことを目的にブリーディングしています。ですからブリーディングも年一、二回あるかないか。ライフスタイルに合わせて数年に一回というブリーダーもいます。しかし全ての子犬が基本的な条件(血統や健全性)は同じでも次の世代に繋げるだけのクォリティを持って生れてくるわけではありません。そういった子犬を、
去勢/避妊を条件に
一般家庭にペットとして譲渡します。
※
良い犬を作るには正直お金が掛ります。以前、あるドッグクラブの会長さんからこんな言葉をお聞きしました。「算盤勘定を始めたら良い犬は作れん」と。真摯に犬作りに取り組めば取組むほど、お金が掛り、儲かることなどないのが犬の世界です。ましてシリアスホビー・ブリーダーにとって繁殖は、健全でスタンダードに沿った自分の理想の犬を作出するのが目的ですから損得は関係ないのです。
良心的なブリーダーは子犬をペットショップや仲介業者を通じて販売したり、自身の所有する牡犬をペットショップ等が所有する牝犬との交配に提供したりしません
良心的なブリーダーにとって自身の作出した子犬は全て大切な子供です。ですから譲渡すると決めた子犬に対してブリーダーが一番に考えるのは、譲渡先でその子が幸せな一生を送ることが出来るかどうかです。愛情溢れた家庭か、どんな環境で暮らしていくのか、そういったことをブリーダー
自身
で
見極めた上で譲渡します。ですから
第三者を通じて子犬を譲るなどということは絶対にありません
。
また、ブリーダーにとって自身が作り上げてきた
ライン(血統)は大切な宝物であり
誇り
です
。ですから、自身が納得のいく牝犬にしか交配サービスを提供しません。健全性やスタンダードを無視し、金銭的利益のみを目的としたペットショップや繁殖業者の所有犬に自身の牡犬を提供することは決してありません。もしあなたがペットショップで購入した子犬の親犬に聞いたことがある犬舎名が入っていたら、そのブリーダーはここでいう「良心的なシリアス・ホビー・ブリーダー」ではないと言えます。
良心的なブリーダーは可能な限り子犬の健康を保障します
※
どのブリーダーも全ての遺伝性疾患に関して保障することは残念ながら
不可能
です。しかし、良心的なブリーダーは犬種の持つ健康上の問題に熟知し、
定期的に検査を行い
、どのような結果も隠さず提供します。両親犬の健康証明書の提示も可能です。良心的なブリーダーから子犬を購入するのが、健康な子犬を手に入れる最良の方法です。
良心的なブリーダーは子犬の希望者をスクリーニング(審査)します
ブリーダーにとって自分が作出した子犬は
どの子も
我が子同然です。可愛い子供が幸せな一生を送れるかどうかを見極めるのはブリーダーにとってとても大切なことです。子犬の希望者に家族構成、ライフスタイル、先住犬の有無、以前に飼っていた犬について(犬歴)等様々な質問をし、子犬にとって最良な家庭を選びます。
※
ブリーダーに子犬の譲渡先を選ぶ権利があるように子犬の希望者である
あなたにも
購入先を選ぶ権利、質問する権利があることを忘れないで下さい。その為にはまず伴侶として迎えようと思う犬種について調べ、勉強して下さい。そして知りたいこと、気になることを臆せずブリーダーに質問して下さい。良心的なブリーダーなら、どんな質問にも誠意をもってきちんと答えてくれるはずです。
良心的なブリーダーは定期的にドッグショウに参加しています
自分の作出犬がスタンダードから外れてきていないかを定期的に確認するために多くのブリーダーがドッグショウに参加しています。しかし残念ながら中には子犬を高く売るために親犬にチャンピオン・タイトルを付けるのを目的とした
ショウ・ミル
(
Show mill)
もいることは事実です。沢山のチャンピオン犬を所有しているからといってそのブリーダーが良心的とは限りません。また、チャンピオンタイトルは健康を保障するものでもありません。
※
ドッグショウに参加しているからといってショウドッグしか扱っていないということはありません。前述したように時にペット(家庭犬)として譲れる子が居る時もありますから、是非ショウ会場に足を運んで、自身の目で犬を見、気に入った犬を所有しているブリーダーに声をかけて相談してみて下さい。
良心的なブリーダーは自分の繁殖や作出犬に対して真摯に向き合います。
良心的なブリーダーは子犬の譲渡の際、必ず希望者と売買契約を交わし、双方の責任と義務を確認します。
子犬の希望者が「受け取る命」に対して最後まで責任を持つのと同様に「命を生みだした」ブリーダーもその命に対して最後まで責任を持ちます。譲渡(売買)契約の際、一定期間の健康保障を提供するのはモチロンのこと、
Welcome-home policy(
いついかなる理由であっても飼い主が譲った犬を飼えなくなった場合に犬を引き取ること。反対に飼い主は他者へその犬を譲渡・転売することは出来ません)をもって犬の一生に責任を持ちます。
ここに紹介したようなブリーダーはまだまだ日本には少ないかもしれません。欧米の良心的なブリーダーの話で日本の実情には合っていないと言われるかもしれません。でも、私は本来ブリーダーとはこうあるべきだと思っています。ここに書いたことが少しでも良いブリーダーさんに巡り合える指標になればと思います。